耐火材について
加賀耐火煉瓦トップページ > 耐火材について > 耐火度について
耐火度について
耐火レンガは高温の箇所使用するものですが、金属のように一定の融点を持つものではなく、 一定の温度より次第に軟化し最後には液状になります。

また実際に使用する場合の飛灰やスラグなどの融液の科学的作用、圧力、摩擦、急加熱、急冷など の影響も大きく受けます。

耐火度は耐火レンガに示される最高使用温度や荷重軟化点の温度まで安全に使用出来る基準では ありませんのでご注意下さい。
耐火度と耐火温度について
耐火度 最高使用温人 耐火度 最高使用温人
SK32 1350℃ SK37 1530℃
SK34 1380℃ SK38 1550℃
SK35 1450℃ SK39 1580℃
SK36 1530℃ SK40 1650℃
耐火レンガの大きさや形状について
JIS並型と呼ばれる230×114×65を基準に主なものを示します。
呼び名 大きさ
長2丁掛け 460×114×65
平4丁掛け 460×230×65
横ゼリ Y1 230×114×65・59
横ゼリ Y2 230×114×65・50
横ゼリ Y3 230×114×65・32
IS標準形の形状及び寸法 JIS Standard Size
1)並 形 Steaigh             (mm)
  A B C
寸法
Dimension
230 114 65
2)横ぜり形 Arch             (mm)
  A B a b
Y0
Y1
Y2
Y3
230
230
230
230
114
114
114
114
65
65
65
65
61
59
50
32
3)縦ぜり形 Wedge            (mm)
  A B a b
T0
T1
T2
T3
230
230
230
230
114
114
114
114
65
65
65
65
60
55
45
35
4)ばち形 Key              (mm)
  A B a b
B0
B1
B2
B3
230
230
230
230
114
114
114
114
108
105
85
65
65
65
65
65
レンガの積み方について
レンガの積み方も何種類かあります。
壁の厚みをレンガの長手方向にする1丁積み
壁の厚みをレンガの短手方向にする半枚積み
その他にもイギリス積みやフランス積みが等がありますが、炉内に積む場合は摩耗性や耐久性を考慮し1丁積みが用いられることが多いです。
耐火モルタルについて
・耐火モルタルにも耐火度が有り、使用する耐火レンガや断熱
 レンガに対応した耐火モルタルを使用します。
・耐火モルタルの選定も使用する環境によって適切なものを 使用します。
・使用する温度以外にも熱硬性と気硬性の違いがあり、
 レンガの積み方や環境によって選択します。
加賀耐火レンガトップ